「ワタシノコト」のホームページが完成しました!
樋口祥久さんが一人でも多くの方にこの作品の想いが伝わるようにと
頑張ってくれました。樋口君、ありがとう。
僕たちの持つアイデンティティを
樋口君、そして僕自身が形にしたくて創作したオリジナルミュージカルです。
アイデンティティ・・こんな言葉、皆さん使いますか?
自分が自分であること。
社会や他者に自分らしく生きる自分が認められている意識。
ですって。
英語のスペルは「Identity」です。
お芝居のお稽古の時に、
「今の稽古をやってみて、中井はどう思った?」
というディスカッションを海外演出家は必ずしてきます。
中井智彦というアイデンティティがこの役と重なり合うことで、
どう料理しようとしているの?という質問です。
僕達俳優というコックは、食材の良さを最大限に引き出し、
お客様が笑顔になるように、緩急のついたコースメニューを作りますよね。
そのためには、
自分の目の前にはどんな食材があって、その細かな特徴をしっかりと理解し、
自分の得意な調理方法を状況に応じて臨機応変に操り調理する。
・・料理をほとんどしたことがない僕が急にコックに例えたので、
どこか変なところあったらごめんなさいね(笑)
コックの例えのように、
自分の身体、心、想い、思想、好き、嫌い、怖い・・ナドナド
自分という食材の調理方法をしっかりと知らないと、
演出家とのディスカッションがうまくいかないと思うんです。
「あえて奇を衒った考え方をする」や、「みんなが面白いと思うから」など、
実際の自分のリアルから外れたところで行われる台詞、歌は
意味が届いてこない印象を持ちます。
僕のアイデンティティとは?
劇団四季在団中からずっと自問自答し続けてきた僕は、
そのアイデンティティを作品にすることにしました。
そうして、樋口祥久さんの協力のもと、出来上がった作品が、
「ワタシノコト」です。
このブログでは、
僕と樋口君が、アイデンティティや本作への想いを綴る場所にしようと思っています。
一人でも多くの方に、この作品の持つ僕達が一番大切にしている
アイデンティティを伝えれるように頑張ります!
応援、よろしくお願いします!
中井智彦